「わかっているのにできない脳」を読んだ
必要以上に自分で自分を責めず、冷静に医学的事実に基づいて自分自身の集中力のなさと向かい合うきっかけをくれた本だと思っている。
自分の人生に最も影響を与えた本を挙げよ、と言われればこの本かもしれない。
集中力がない、という状況は意志ややる気といった曖昧な存在に左右されるものではなく、ちゃんとした医学的な根拠が存在しており、かつある程度の制御はできる、ということを学ぶことができた。
この本をきっかけに、
- 心療内科に通うことになり、
- 心療内科で処方されたサプリを服用することになり、
- 心療内科のすすめで、脳の血流を調べることになり(そして自分の脳の性質と対策を学ぶことになり)、
- 心療内科のすすめで、集中力へ影響を与える食品アレルギー検査を受けることになり(そして意外な自分の体質を知ることになり)、
- このブログを立ち上げることにもなった。
大体の本は廃棄または電子書籍版を購入するなどして物理本は手元にないが、この本に限っては物理本を未だに所持している。(すでに絶版となっており、電子書籍版が存在しない、というのもあるが。)