集中力を脳の血流状態から調べてみた(部位ごとの結果:基底核)

物事を不安視しすぎたり、人よりイライラしたりする場面がときにあると考えているのだけども、どうもこの基底核という部位の血流の増加が影響している様子。

他の部位の結果の記事でも書いているけれど、とにかく症状が見事に当てはまる。

イライラしたりするのは、たとえば心の狭さ、のような抽象的で曖昧なものに原因があるわけではなく、医学的に説明がつく、という点はみんな知っておくと人に優しくなれるんじゃないだろうか。

対策としては、サプリや、瞑想などが有効とのことなので、これも生活に取り入れていきたい。

診断結果原文は下記の通り。

  • 両側の基底核において、少し血流増加を認めます(病的意義は無い印象)。
    • 血流増加の場合は健常者にも見られることがあります。高いレベルの動機づけにも関連しているためです。この部位は「不安系の脳番地」に当たります。
    • 血流増加の場合は右側の所見は、内向きの不安と、左側の所見はいらいら感としばしば関連します。
  • 日常心がけること
    • 血流増加の場合、リラクゼーション・テクニック(自己催眠・自己瞑想)、複式呼吸、認知行動療法、アサーティブ・スキル(対人関係の技術の一つ)、などが有効です。

集中力を脳の血流状態から調べてみた(部位ごとの結果:弁蓋部)

ときどき言葉に詰まりうまく話せないことが結構あるのだけども、この弁蓋部の血流が弱いことが影響してそう。

サプリなどでコントロールできるものではなさそう(対策にサプリメントが書かれてない)、という点もなんだか納得。言葉に詰まる癖って、集中力と違って、日によって調子の善し悪しがない。

大事なスピーチやプレゼンなんかは、初心忘れず原稿を書いて準備しておくなど心がけようと思った(根拠なく自分を過信しなくなった、という意味ではこの検査結果を受け取れてよかった)。

なお、集中力への影響は無い部位の様子。

脳の血流検査、弁蓋部の結果は下記の通り(原文ママ)。

  • 両側の弁蓋部(腹外側部)において、血流低下を認めます。
    • この部位は、「伝達系(理解系)の脳番地」に当たります。
    • 機能低下により、表出言語数の現象、流暢さの低下(言葉に詰まる)、言葉を思い出せない、言語化困難、模倣能力の低下、などと関連すると想定されています。
    • この部分は、過去のある時点での脳梗塞、脳腫瘍、頭部外傷、嚢胞、てんかん挿間期と関連する場合があります。
  • 日常こころがけること
    • いろんな形でコミュニケーションを取っていくことが重要です。
    • 「創作料理を作る」「団体競技のスポーツに参加する」「相手の話に3秒間の間を空けて応じる」「選択肢を3つ考えながら話をする」「ワンページ・ミラクルを書き、家族に見てもらう」「相手の口癖を探しながら話を聞く」「カフェの店員に話しかけてみる」などを行っていきましょう。

集中力を脳の血流状態から調べてみた(部位ごとの結果:頭頂葉)

特定のスポーツや運動(サッカー、倒立など)に苦手意識があるのだけど、頭頂葉の血流が足りないことが原因なのかもしれない。

そして頭頂葉の血流不足への対策は、他の部位と違いサプリメント等は記されてなかったあたりも何だか興味深い。確かにスポーツが得意になるサプリって聞いたこと無い。

PS5でゲームすることも脳の健康には有効といったん解釈。サッカーゲームが好きなんだけど、コントローラーを操作する手はかなりせわしない。

なお、頭頂葉の血流状態と集中力にはあんまり関係は無い模様。

頭頂葉の血流検査結果は下記の通り。(原文ママ

  • 両側の頭頂葉(〜補足運動野)において、血流低下を認めます。
    • これらの部分は、運動不足、脳梗塞、脳腫瘍、頭部外傷、嚢胞、てんかん挿間期などが、原因となる場合があります。
    • 前頭眼野は、眼球運動、動作の切り替え、(実行機能、記憶も含む)などと、補足運動野は、運動の順序のコントロール、協調運動(球技、ダンスなど)、言語運動などに関連すると想定されています。
    • また頭頂葉は、「運動系脳番地」と「感覚系脳番地」の両方に当たります。前方部は、全身の運動を司る部分、広報部は、触覚や皮膚感覚など、体の感覚の察知に関連すると想定されています。また、下部は「立体感覚の脳番地」に当たります。中高年の場合は、アルツハイマー病が原因となる場合があります。
  • 日常心がけること
    • 運動をすることと、手で触る作業をすることが重要です。
      • 運動系:
        • 「利き手と反対の手で歯磨きをする」「カラオケを振り付きで歌う」「ハミングしながら料理を作る」「弁当を作り、詰める」「鉛筆やペンを使って、日記をつける」「名画を模写する」「階段を一段とばしで降りてみる」などを行っていきましょう。
      • 感覚系:
        • ボルダリングをする」「編み物をする」「陶芸をする」「ルービックキューブをする」「知恵の輪をする」「弁当の詰めものをする」「ジャグリングを行う」「インテリア・デザインを考える」「自宅の整理整頓を行う」

集中力を脳の血流状態から調べてみた(部位ごとの結果:側頭葉)

気分が不安定になりやすいという結果を受け取った。この診断結果も当たっていた。。。

脳の血流状態からここまでわかるものなんだと少し驚いた。

直したいと考えていた自分の性格に対して、ある程度医学的に原因を知ることができたので、必要以上に悩むことが減った。「俺はそういう脳の構造してるからなぁ。」と割り切って受け止められるようになった。

対策が存在することも学べた(サプリメントや行動習慣など)。

脳の血流検査、側頭葉の結果は下記の通り(原文ママ)。

  • 左側の側頭葉において、血流低下を認めます(集中時に改善します)。
    • この部位は、両側の上部は、「聴覚系の脳番地」、優位半球(通常は左側)の後部(縁上回を含む)は「言語理解系の脳番地」、内側は「記憶系の脳番地」に当たります(また全方に関しては、言葉や物事の意味を把握する部位と、上側頭回に関しては、他人の感情や動作を認識する部位と想定されています)。
    • 過去にある時点での頭部外傷が原因となる場合があります。
    • 右側の所見は、ひきこもり、社交スキルの問題、うつ状態と関連する場合があります。
    • また、左側の所見は、気分の不安定性、記憶障害、幻覚、混乱、原因不明の頭痛などと関連する可能性があります。
    • 縁上回に関しては、音韻性錯誤(単語の言い間違い)などと関連する場合があります。
  • 日常心がけること
    • 「素晴らしい経験を、写真、ビデオ、日記に載せる」「出来るだけ歌をくちずさむ」「声を出し自己瞑想を行う」「クラシック音楽を聞く」「楽器を演奏する」「合唱やダンスなど、リズムに乗る経験をする」(以上、聴覚系)
    • 「読書をする」「自分のプロフィールを作る(ブログなどで)」「尊敬する人の発言や行動の背景を考える」(以上、言語理解系)
    • 「語学学習や資格勉強をする」「音楽の歌詞を覚える」「前日に起きた出来事を3つ思い出す」「その日のベスト/ワースト発言を思い出す」(以上、記憶系)

集中力を脳の血流状態から調べてみた(部位ごとの結果:前頭前野)

脳の血流検査では、脳の部位ごとの詳細報告も受け取れた。

総合所見にあった軽度?のADDという診断にはこの前頭前野の血流低下が影響している様子。

なお、典型的な症状のうち「アルコール多飲」以外はほぼ全て当てはまって仕方がない。。。やはりこの検査はなかなか正確に自分自身を把握できる気がする。

サプリメントや運動が対策となりえる様子なので、日々の暮らしに取り入れていきたい。

両側の前頭前野(背外側部を含む)については検査結果下記の通り。(原文ママ

  • 両側の前頭前野(背外側部を含む)において、血流低下を認めます(集中時に改善します)。
    • この部位のトラブルは、ADD(特に背外側部、眼窩部)、うつ(特に左の背外側部、膝下部)、不安(特に右の背外側部)、アルコール多飲(特に内側部・眼窩部)、広汎性発達障害(特に内側部)、脳梗塞、脳腫瘍、頭部外傷、嚢胞、てんかん挿間期などが、原因となる場合があります。
    • またこの部位は、「思考系の脳番地」に当たります。従って機能低下の症状として、集中力の低下、思考力の低下、段取り力の低下、ワーキングメモリー障害、無気力、表出言語数の現象、などが出現する場合があります。(眼窩部に関しては「衝動性の脳番地」にあたります。思いつくままの決断や、うっかりした表現や浪費につながる可能性もあります。)
  • 日常心がけること
    • 興味がわくことや楽しいことについての目標設定と実行が大切です。また計画を立てることも衝動性を低下させます。
    • 「1日の目標を20文字以内で作る」「ノー残業デーを作る」「寝る前に、一番楽しかったこと、一番大変だったこと、やり残したこと、の3つを記録する」「10分程度の短時間の昼寝をする」「足・腰つぼのマッサージをする」「ゆっくり入浴する」などをおこなていきましょう。(以上、思考系のトレーニング)
    • また、「発言や買い物をする前に、一旦待って頭の中で整理し直す」「家計簿をつける」「買い物メモを利用する」「スケジュール管理帳や手帳をつける」などを行っていきましょう。(以上、衝動性のトレーニング)

集中力を脳の血流状態から調べてみた(総合所見)

集中力を医学的な観点から調べるべく、「脳の血流状態を可視化する検査(脳SPECT検査という)」を受けてみた。(当時通っていた心療内科のススメで受けた。)

比較的軽度?ではあるが、ADDの傾向はある、という診断結果だった。

自覚はあったので「やはりそうか。」が素直な感想。

ただ、部屋の片付けなどは得意なので、「ただし典型的ではない」というコメントもある程度納得できた。

正確に自分を知ることができる検査なのではと思った。

集中力向上に向けた具体的な対策もセットで見解を貰えるたため、同じような悩みを持っている人は一度は受けておくのがいいのかもしれない、と思った。

検査結果(総合所見)は以下の通り(原文ママ)。

  • 総合所見
    • ADDに特徴的とされる脳画像所見として矛盾しません。ただし、典型的ではありません。診断に関しては、臨床症状との照らし合わせが重要です。
    • うつ状態に特徴的とされる脳画像所見と矛盾しません。ただし、診断に関しては、臨床症状との照らし合わせが重要です。
    • 前頭型+側頭型の脳タイプ所見を認めます。
    • 頭部外傷の後遺症と思われる所見は認めません。
    • 運動不足である可能性があります。
  • 脳の血流画像(SPECT画像)に対する所見 ※診断報告書原文ママ
    • 両側の前頭前野(背外側部を含む)において、血流低下を認めます。(集中時に改善します。)
    • 左側の側頭葉において、血流低下を認めます。(集中時に改善します。)
    • 両側の頭頂葉(〜補足運動野)において、血流低下を認めます。
    • 両側の弁蓋部(腹外側部)において、少し血流低下を認めます。
    • 両側の基底核において、少し血流増加を認めます。(病的意義はない印象)
    • 左側の後頭側頭回において、血流低下を認めます。(集中時に改善します)
  • 受診日:2015年2月27日(集中状態を測定)
  • 受診日:2015年3月6日(安静状態を測定)